仕事の話とか。思ったこととか… リアルな話 [たわいないこと]
今日、これまで働いていた職場に制服を返しに行って来ました。この日記でリアルのことって夕飯のおかずくらいしか載せてなかったんだけど、ちょっと思ったことがあるので一筆。
私は先月まで老人ホームで働いていました。(引越しのため辞めました)
老人ホームっていうとヘルパーさんや介護福祉士さんとかを思い浮かべる人が多いと思いますが、私は栄養士として、厨房で朝、昼、夜とご飯を作っていました。飲食関係の仕事って、人件費を安くおさえたいっていうのがあって、人数ギリギリでやってたりします。私が働いていたところもそうでした。1ヶ月で調理をする人、3人で回していました。
仕事の内容としては、本社の管理栄養士が立てた献立を3食つくればいいのだけども、朝ご飯から作らなければいけないため、朝5:30には厨房に入らなければいけません。んで、よくよく面接の時に聞かなかった私も悪いんだけども、本社では一応労働時間が6時からと設定されているため、朝の30分ってのはサービスだったりします。
私の職場だったところは早朝手当ても祝日手当ても何もありません。老人ホームは年中無休なので、もちろん年末元旦も休みはないです。厨房は調理をする人と、料理を盛り付けたり、洗浄したりする人、二人体制で回る仕組みになっています。
それでも、私はこの仕事が好きでした。朝起きるのは辛かったけど、毎朝入居者さんと挨拶をしたり、イベントなどあったときは、一緒に車椅子を押すのを手伝ったりとかして…。
あと、自分が作ってくれた料理を「美味しい」って言ってくれたりするのが凄い嬉しかった。
やっぱり人間年取って動けなくなってきたりとかしたら、楽しみって食べることぐらいしかなかったりするでしょ?
そしたら、施設だから料理大量につくらなきゃいけないけども、なるべく利用者さん達に温かい物は温かく、冷たいものは冷たく出してあげたい。それって、当然のことだと思ってた。
うちの施設は食数が40だったから、そんなに多くもなかったし、そこら辺は融通がきいた職場だったんだけども。
まぁ、条件や優遇がそんなによくなくてもそこに働いている人はいる訳で、そこの職場の年齢層は私の母親位の歳の人たちが一生懸命働いていて、なるべく施設の要望に(歯が悪い人には柔らかいものを出したり、魚や肉が嫌いな人には別の料理をつくってあげていたりした)答えるようにしていた前向きな職場でした。
で、私が引越しをするから引継ぎで新しい調理師の男の子(同い年)が入ってきた。彼I君は今、夜間の製菓学校に通っていて、喫茶店を開く勉強をしているそうだ。家賃を稼ぐため、ここで仕事をしたいって言って入ってきたのだけども。
さすが調理師というか。I君は大量調理に慣れていて、仕込み(野菜などを切る)も早いし、手際も私なんかよりずっとよかった。食数が少ないといっても、結構覚えるまで時間がかかる仕事だし、求人をだしても中々人がはいってこない職種だったから、私の引越しまで間に合ってよかったって思って、私はI君に引継ぎをして仕事を辞めました。
今日職場に制服を返しに行ったら、I君が辞めるって言ったらしい…。
えー、何で?ってチーフに聞いたら「朝早いし、ここ沢山動かなきゃいけないし、辛っす。そんな人の要望にイチイチ答えるなんて・・・。日中は家で寝てたいので俺ここ向いてません。最近凄い疲れているんですけど、俺どこか悪いんですかね?」って言われたらしい。
はぁ?
なんか空いた口が塞がらなくなった。悔しかったし。だって、私たちより凄い年上の方たしが必死で働いているんだよ?
I君、確かに仕事は凄いできる。ただ、料理を早く作りすぎてしまったりして、盛り付ける時にはもう冷めていたりとか、盛り付けが凄い雑だったり、食べる人の気持ちを考えてないところがあった。時間が余ってるんだから、もうちょっと丁寧に盛り付けしたら?とかチーフが注意しても無視。そして、することがないと、イライラしながら相方の補助さんに「仕事終わったんだけど、どうすればいいですかね?」って聞いて、相方も急かす始末…
「あんた、家賃どうするのよ?家賃払うだけじゃ世の中生きていけないよ。」ってチーフが心配して言ったらしい。すると彼は
「家賃さえ払えれば何とかなりますよ。楽して生きられればそれでいいんですから」(人伝いに聞いた話だから本当にそう言ったかどうかは知らないけど)
楽して働ける仕事なんて世の中にねーよ
私と同い年(だって、もう20歳後半だよ?パートやバイトだけじゃやばいでしょう…?)、フリーターのI君。将来喫茶店経営を夢見ているI君・・・。
何か話聞いててすっごいイライラしてしまった。
また新しい人が来るまで大変そうだけども…
今まで勤めていた職場に次来る調理の人はいい人が来るといいなぁ。
そして、次の職場…。福祉関係いったから、病院か学校給食で求人が見つかるといいなぁ。
ちょっと悔しかったので書いてみた。以上
お仕事おつかれさまでした!
なんだぁ~!同業者!?だったんだのぉ(^ ^
調理の先に食べる人がいて、その人の様子を見ながら感想を聞きながら調理がしていたことには、頭が下がります。
I君のようにどうしても作業で終わってしまう人が結構いるので、もしかしらた、sashiの方が珍しい部類に入ってしまうかもしれないよ!?
でもでも、私もsashiのやり方に大賛成だし、対象の方(私の場合は、幼児ですがね)への生活は介護だけでなく、余暇活動も必要だし、医療も必要でしょう、そして食事ももちろんのこと必要です。大事な大事な一部です。
だから全部基本的には、対象の方本意にあっていいと思います。(対象の方のわがままを聞くのではなく、互いに一番良い按配ってことね)
だから、私の職場でも調理師の人にクラスへ入ってもらい、食べているところを見てもらい、食材の大きさや味付け好みを、具体的にみて感じてもらっています。
なので、sashiのいっていること分かるなぁ~♪
でも、I君のように仕事=作業的な人が沢山いることも事実。
私も沢山出会いやめていきました。
そこは、自分自身のプライドですよね。そこが、むかつく原因ですよね!
またsashiがプライドを持てる仕事がもてるといいですね
コメ長くなりゴメンw
by tomesan (2007-07-08 20:39)
ノ
コメントありがとー。何かブログで愚痴っちゃいけないとは思ったんだけど、本当にイラッってきたんで・・・。
本質がでる職場なので色々な人を見てはきたんだけど、仕事できるのにその幅を広げていけないのがムカついた原因なんだろうさ~。でもそういう幅を広げていけない人は絶対製菓とかパティシエには向いてないとも思うんだけどね(苦笑)
新しい引越し先で栄養士関連の職場の求人がなかなか見つかりません。気長に探したいと思います。
by sashi (2007-07-09 07:17)